人を行動へと導く文章の書き方

文章がうまく書けない。。。
良い文章が書きたい。。。

そう思っている方は多いんじゃないでしょうか。

かつての僕もいざ文章を書くとなると手が止まり、
考え込んでしまって次第にいやになっていった経験が何度もあります。

この記事のようにブログを書く作業も、
はじめからスラスラ書けている訳ではなく、
深く考えたり、何回も書き直しながら書いています。

社会で生き抜くための必須スキルは『文章力』

突然ですが、世界には約7億5000万人もの人が、
文字の読み書きができないことをご存じですか?(2017年時点)

世界人口(15歳以上)の約6人に1人
文字の読み書きができないということです。

しかしその一方で、
日本人は識字率がほぼ100%のため、
文章から避けて生きていくことはできません。

日本人に生まれた以上、
高い文章力を身につけなければならないし、
鍛え続けなければなりません。

 

『文章』の目的は何か

文章の重要性は理解したが、そもそも文章の真の目的はなんでしょうか。

相手に読んでもらうこと?
丁寧に伝えること?

違います。

答えは人を動かすことです。

 

文章はただ読んでもらうだけでは意味がありません。

相手に伝え、心を動かし、行動へと導くというステップがとても重要になってきます。

この記事では、人を動かす文章を書くために必要な3つの書き方をお伝えします。

その名も『書かない3原則』です。

え?書かないの?

スゲー矛盾してるじゃーん、
と思うかもしれませんが大丈夫です。

あのメンタリストDaigoさんが推奨する、高度なテクニックです。
どうか安心してお付き合いください。

 

 

書かない3原則

1.あれこれ書かない

書かない3原則の1つ目は、
『あれこれ書かない』です。

これはあえて短い文章を書き、
相手の想像力を利用して行動を導いていくテクニックです。

書き方のポイントは自分が何を伝えたいかではなく、
この文章を読んだとき、相手にどんな行動をしてほしいかを考えることです。

◎『伝わる文章』よりも『したくなる文章』を書く

ある大型量販店で売り場担当者が、
紙オムツコーナーにある文章を掲示したことで、
もっと高価な商品が爆発的に売れました。

その言葉がこちらです。

「今しか見れない姿、残しませんか?」

もうおわかりだと思います。
その商品は『使い捨てカメラ』です。

通りかかった人は、その短い文章を読んで、
我が子の様々な姿を想像し、買わずにいられなくなってしまったのです。

このようにたった一言問いかけるだけで、人々を行動へと導く。
これが『あれこれ書かない』という方法です。

   人を操る文章とは?

 

  ✕伝わらない文章

△伝わる文章

  ◎したくなる文章

2.きれいに書かない

書かない3原則の2つ目は、
『きれいに書かない』です。

文章を書く際に誰もが意識してしまうのは、
教科書や小説のように、
『お利口な文章』を書くことです。

しかし残念ながら、
お利口な文章では人々を行動へと導くことができません。

なぜなら、きれいな文章=表面的な文章になってしまい、
読み手の心に届かないからです。

ではどのような文章を書くべきか。

答えは『感情を揺さぶるような文章を書け』ということです。

◎人を動かすのは『論理』ではなく、『感情』

人は論理で納得しても、行動へは移しません。
逆です。感情によって行動したあと、
その行動を正当化しているのです。

感情を動かすような文章の書き方は、
『話しかけるように書くこと』です。

例文を挙げると次の通りです。

×「成功しているコンサルタントの仕事術、教えます」
〇「気になりませんか?年間報酬3000万円が10年続くコンサルタントだけが知っている仕事の習慣」

前者の例文は表面的ですが、
後者の例文には太字のように、読み手の感情に響くキーワードが書かれています。

きれいな文章には決して使われない文言を使うだけで、
読者に語り掛け、感情を動かし、行動へと導いてくれるのです。

3.自分で書かない

書かない3原則の3つ目は、
『自分で書かない』です。

え?自分は書かないの?
じゃあ誰が書くの?

と思ってしまうかもしれませんが、意味が違います。

自分で書かないというのは、要するに
自分の好きなように書いてはいけないということです。

大前提として、文章というのは必ず読み手がいます。

ラブレターなら意中の異性、
提案書ならクライアント、
報告書なら上司、
SNSなら友人や知人、
ブログなら不特定多数の読者、
日記であれば自分

とそれぞれ文章によって読み手が異なってきます。

文章を書く前に誰が読むのかを考え、
情報を集めたり、下調べをしていきましょう。

◎刺さる言葉はあなたの中にではなく、相手の心の中にある

ただ、自分が相手に読ませたい文章や言葉を並べても、
相手にとって価値のある文章でなければ意味がありません。

どうしたら相手の心に届くのか、
さらに行動へと移すのかを考えましょう。

自分のためではなく相手のためを思いながら文章を書くと、
いままでとは違う文章が出来上がるはずです。

まとめ

日常には文章があふれています。

そのなかで、
読まれないものがほとんどであることは事実であり、

読まれたからといって
伝わっているかどうかなんてわかりません。

実際にはどのような文章に価値があるのかを考えていくべきです。

繰り返しになりますが、
大切なことは『人を動かすこと』です。

本書をぜひ読んで、
人を動かす文章術を学んでいきましょう。

 

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